どんな土地かチェックできます
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敷地を考える
家をつくるとなるとどんな間取りがよいかなと、とりあえず初めに雑誌を見たり、ネットで調べたりするものです。
しかし良い間取りは敷地のもついろいろな要素に配慮し工夫をすることで生まれます。
敷地は間取りにどのような影響を与えるのか、チェックをします。
敷地のチェックポイントは12項目
建物の形や面積は、敷地の形はもちろん建築基準法や道路との関係によって決まってきます。
しかし敷地と敷地の周囲環境をじっくりとみることで、仮に不利な条件においてもそれを逆手にとって良い間取りになることもあります。
1.北の方位はきちんと測ったか?
一般的な敷地測量図面に記入されている方位は測定されたものではないことが多いので、きちんと測定し直すことが必要です。
2.敷地の高さ
道路と敷地の高低差または隣家との高低差を確認することです。
車の出入りにも影響します。
3.接する道路の幅は
基本的に道路は4.0mの幅を確保し、道路中心から敷地まで2mがないといけません。
狭い道路などは昔の2間(3.6m)が多いです。
そうなると20cmのセットバックが必要になります。
4.旗竿敷地は接する長さにも注意
旗竿敷地は道路に2m以上接していなければ許可になりません。
また、車の出入りや自転車を置くスペースの確保など、
旗竿敷地は道路に接している幅に要注意です。
5.塀の高さと境界の位置
塀が隣地との中心線になっていることがあります。
これは勝手に壊すこともできません。
また、日照や通風にも影響します。仮に土地を購入する際は、隣家との状況がどうなっているのかを確認することです。
6.敷地境界から隣地までの距離は?
採光通風はもちろん、プライバシーに工夫が必要になってきます。隣家の窓の形から想像して何に使われているかをチェックすることです。
7.隣家周辺の窓の位置
狭小地であると隣家の窓の位置がとても大切です。
窓の位置 をチェックしておきましょう。
8.設備のインフラを確認
水道やガス管の取り出し位置、電柱の位置を確認しておくことです。
建物の配置や水まわりの位置との関係性が大切だからです。
9.雨水の排水は
敷地の雨水はどのように処理されるのか、
マンホールの位置でチェックしておくことです。
10.敷地に立って眺望の良い方向はどっち
北側のみ開放的で他の三方向はすべて建物が建っており日照が期待できない敷地もあります。方
位に関係なく眺望の良い方向を見つけ、
そこから間取りを考えるのもいいかも。
11.敷地周辺の外観や街並み
個人の家であってもできれば街並みに配慮したいものです。
周辺の建物の外観のデザインを参考にして下さい。
12.電柱と街路樹の位置
電柱の位置は車の出入りに影響を与えたり、街路樹は借景になることもあります。
土地のチェックポイント より抜粋